こ と ば の に っ き

きょうは あいかたのひろくんのところへあそびにいきました。

おひるまなのに ひろくんは

おふとんを かぶってねていました。





ひろくん ひろくん

もお おひるまよ。

ひろくん ひろくん

おひるまに ねるのは へんよ。

ひろくん ひろくん

おふとんでおかおがみえませんよ。

おかおをみせてください。

ゆきこちゃんは おふとんをひっぱりました。






ひろくん ひろくん

おおきな おめめ ですね。

どうして こんなにおおきな おめめなの?



それはねえ
 
ゆきこちゃん の おかおが よくみえるように

おおきな おめめ なんだよお。





ひろくん ひろくん

おおきな おみみ ですね。

どうして こんなにおおきな おみみなの?



それはねえ 

ゆきこちゃん の おこえが よくきこえるように

おおきな おみみ なんだよお。





ひろくん ひろくん

おおきな おくち ですね。

どうして こんなにおおきな おくちなの?



それはねえ
 
ゆきこちゃん を たべるために

おおきな おくち なんだよおおおおおおおーーっ。




まあ たいへんです。

ひろくんは じつは おおかみさんだったのです。

ゆきこちゃんは おおかみさんに たべられてしまいました。




おおかみさんは べっと のしたから 

なにやら あやしげな ぶつ をひとつとしだして

またまた ゆきこちゃんを おいしそうに

たべてしまいました。

おおかみさんは とてもうれしそうです。





たべおわると おおかみさんは

ぶつを てにもちながら
 
ゆきこちゃんに いっぱいいいわけを していました。





おきゅうりょうやすいのに また かったのね。

みんなしょぶんするからね。

そういって

ゆきこちゃんは とても ふきげんになりました。







おわり。